
推薦者の声
私が前垣内氏と知己を得たのは立命館大学在学中であったから40年以上の付き合いということになる。
氏とは学生時代から将来の夢についてよく話したが、彼は一貫して事業家になる夢を抱いていた。
そのせいかどうかは別として前垣内氏は学生時代から独特のカリスマ性というか人を魅了するところを持っていたように思う。
他人の意見に耳を傾けるが、ここというところでは自分の意見をはっきりと言っていた。
今回“3Kの町工場で楽しむ方法”という書を上梓されるにあたり、同氏のご好意で原稿を読ませていただく機会を得たが、
その経営方針の面白さに惹かれ一気に読破した。
同氏の会社の経営方針の随所に学生時代より感じてきた同氏独自の考えというか自分の信念のようなものが具現化されているように感じた。
会社を経営していくというのは大変難しいことで、会社の規模に関係なく経営者が腐心することは多くある。
なかでも社員に自分の経営方針を理解させ、そして社員のやる気をいかにして引き出すかということはその代表的なものでないかと思う。
経営指南書が多く出回っているがどの指南書もこれらの点に一番配慮していることからも伺える。
“3Kの町工場で楽しむ方法”を読んで大変面白いと思ったのは、ニアピン賞とか星取賞といった大変親しみ易い名前の賞を設けられ、
全員参加の経営を実践されていることである。同時に採算意識の向上も実現されていることである。
会社がどれくらいの利益を出しているかなどは社員にあまり知られたくないというのが大半の経営者がもっておられる考えでないかと思う。
ところが前垣内氏はニアピン賞や星取賞といった大変親しみやすい褒賞制度を提案され、全ての社員が会社の経営状態に関心を持つという制度を
確立されている。言い方を変えれば、世間の常識を見事に覆すようなガラス張りの経営を実践され全員参加の経営を実践されているように思う。
会社の経営は経営者の能力に負う面が多いのは言うまでもないことであるが、私は会社を構成している個々の社員の仕事に取り組む姿勢、
考え方も経営者の能力に勝るとも劣らないほど会社にとっては重要であると考えている。
会社をお城に例えると社員はさながらお城を支える石垣ということになるのでないかと思う。
石垣には大きな石もあれば小さなものもあるが、全ての石がそれぞれ重要な役目をおっており、どれが外れても石垣の崩壊につながる。
会社も同じで掃除のおばさんを含めて全ての社員が大切な存在であり会社をしっかり支えていると思う。
会社というのは今日事業がいくら軌道にのっていても、その会社がさらに発展を遂げていくには毎月の売上目標の実現に向けて
全社員が一丸となって努力することが大変重要であり、それなくしては新たな発展などありえないと思う。
“あといくら出荷しないと今月の売上は達成できない、それは問題だ”というこの危機意識が会社をささえる最大のエネルギーであると信じております。
私が勤務する京セラでは時間当り採算制度が徹底され全部門の経営成績が全社員に公開される仕組みとなっており、ガラス張りの経営が創業以来実践されている。
幹部から一担当者までが月初に建てた予定をなんとしても実現するという強い意識というか責任感をもって日々の事業運営にあたっています。
堺は歴史的に進取の気性に富む町と言われてきたが、前垣内氏の“3Kの町工場で楽しむ”を読んで氏こそまさに堺を代表する経営者だと強く感じた次第である。
京セラ ド ブラジル コンポネンテス
取締役 社長 右成 勝一
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目次 |
| はじめに キツイ、キタナイ、キケンの3K、加えてアツイの鋳物の町工場、 ややもすれば、もうからないし、従業員も他に行くところが無い連中のあつまり、 ムードも悪い・・・という格好になりがち。 「うちは、ちがう」私の口が滑った途端、 ファイブスターの金山義則氏は部下を従えて乗り込んで来た。 「くわしく聞かせて下さい」 彼の真剣な強引さと、正直なところ私も少し自慢話をしたい気持ちも手伝って、 今までせっかくヒミツにして来た、楽しむ方法のイロイロを話してしまった。 前垣内 勘左ヱ門 |


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